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時代の波に流される「広告」をどう使いこなすべきか。
2020/02/05
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時代の波に流される「広告」をどう使いこなすべきか。

昨今、広告のあり方が凄まじい流れで変動しています。
この流れは、2018年に流れたあるニュースの内容が大きく影響していると感じます。
そのニュースは、いままで王道だったテレビ広告(CM)の広告費をデジタル広告費が追い抜いたという内容です。
広告のシェア率は、テレビ広告が34.9%、デジタル広告は39%とのことでしたが、デジタル広告費のシェアは2019年に41.8%、2020年に44.5%にまで拡大すると予測されています。
(web業界に務める一員としては、かなりテンションが上がります!)
そこで今回は、webマーケティングを行う上で外せない「広告」について簡単にまとめてみようと思います!
目次
1. 4大メディアの衰退
2. SNSによる広告の変化
3. 広告のこれから
4大メディアの衰退
これまでの広告媒体は「新聞」「雑誌」「ラジオ」「テレビ」という「4大メディア」が主体でした。
ただ、携帯電話・スマートフォンの出現により、いつでもどこでもインターネットに繋がれる環境ができました。
「ググる」という言葉があるように、情報を得るためにはまず検索するという行動習慣も、めっきり身に付いているのではないでしょうか。
元々、広告は「不特定多数に情報を発信し、認知を深め、興味を付け、購買につなげるためのもの」でした。
それが今では、ユーザーの行動を分析し、「元々、興味がある人に対して的確な情報を配信し、購買につなげるもの」になっています。
その変化は「Push型からPull型への変化」と言われています。

これまでのメディアは不特定多数に対して発信をする「Push型(受動型)メディア」と言われています。
それに対し、これからのメディアはユーザーに合わせた広告を表示する「Pull型(能動型)メディア」と言われています。
SNSによる広告の変化
「現代の若者はSNSで検索する」と本で書いてあるのを読んだことがあります。
検索と言えばGoogle、Yahoo!などが連想されると思っていましたが、「現代の若者」は違うみたいです。
それほど日常にSNSが染み付いているということです。その“日常”に広告を配信するというのは、自然な考えですよね。
よくSNS広告が利用されるのは、ユーザーの規模感から4つのSNSに絞られます。
・Facebook
・Twitter
・Instagram
・LINE

それぞれ違った特徴のあるSNSですが、広告にもそれぞれ違う対策が必要です。
詳細にターゲットを絞り、広告を配信する場合は【Facebook】
拡散するようなコンテンツにて広告を配信する場合は【Twitter】
若年層に視覚的に効果的にアプローチする広告の場合は【Instagram】
幅広い年代に認知され、最も日常に近い形で広告を配信する場合は【LINE】
このように、それぞれの特徴を捉え広告の形を変える運用が重要になります。
私個人としては、SNS広告を配信する中で「どんなイメージを持たれるか」という点が一番重要だと考えています。
最近もニュースで見ましたが、いわゆる「ステマ」についてかなり敏感になっている時期だと思います。「ステマ」は、金銭的なやり取りが有ることを隠し、 プロモーションを行う事を言いますが、 道徳的に宜しくないという点が、特に批判を浴びています。
「誰が」「なんのために」「どこで」「どうやって」という点については十分に配慮したうえで、道徳的に問題が無い状態で配信することが必要不可欠です。
広告のこれから
Web上での広告が増えてきたというお話をしてきましたが、 その結果としてユーザー側の広告慣れも進んでいます。
広告慣れは、企業側からすると恐ろしいものです。また「これは何のために出している広告か」「この広告の掲載費はどの程度か」という情報まで分かってしまう状態のため、 これからは必然的に、広告の在り方を変えなければならない状態になります。
その時のポイントは
「ユーザーにとって有益な広告」
「エモーショナルな見せ方」
「新しいテクノロジーを使った見せ方」
などになると思います。
(私個人の見解です...)
在り来りな広告の配信方法・見せ方であれば中々効果が出ない広告となってしまいます。広告とは、「広く告知する」と書きますが、「告知」自体の価値が下がった今、「広く」すべきなのか、「知らせる」だけでいいのか。そういったことを考えることは、かなり重要です。
時代の流れを読み、5W2Hを意識しながら最適な広告を作りましょう。